2010年5月11日火曜日

渚と澪と舵。

今日、このごろはまっている桐島洋子の処女作である、「渚と澪と舵」を読んだ。
ちょうど、研修にバスを乗り継いでいったので、その間にずいぶん読めた。
「渚と澪と舵」とは例の桐島三兄弟の日本名らしい。
この、すごい人生が本当にあったとは・・・。
しかも、この3人の父親と結局結婚しなかった事情がまたすごい。
あり得ない状況なのに、それを淡々とこうやって思いだし、書き記すとは・・・。
その精神力に驚きが止まらない。
かなりの不遇の中なのに、わずかな幸せと楽しみを見つけ、前に進んできたところはすごいな。
う~ん、いろいろと考えさせられるけど、読み応えはかなりあった。
自分に素直に生きたくなるし、何より旅に出たくなる本だ。
文庫本だったのも、持ち歩けて早く読めた。


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